2013.06.29
ドキドキ!プリキュア第21話「トランプ王国へ!王女様を救え!」感想2/2
ドキドキ!プリキュア第21話感想2/2。
愛とは何か。
リーダーとはどの様なものか。
随分と大きなテーマですが、今回のエピソードは
それらのテーマへのプリキュアなりの解答を
しっかりと示しています。
◆
・
仲間がトランプ王国のジコチューを食い止めている間に
猛ダッシュで王宮に辿り着いたハートは、目を閉じて
へたり込んでいるレジーナを見つけ慌てて声を掛けます。
ハートの呼び掛けに目を開き返事をするレジーナの
無事を確認してほっと胸を撫で下ろすハート。
しかし離れた場所で様子を伺っていたベールの合図で
巨大な蜘蛛ジコチューが突如現れて地面を砕くと、
2人は真っ逆さまに地下のマグマに落下していきます。
ハートは咄嗟に蜘蛛ジコチューの糸に掴まり
レジーナを抱きとめて何とか助かりました。
そして空を飛べるレジーナに先に飛んで地上に
上がる様促すのですが、
「だめぇ、力が封じられてるみたい。」
レジーナはキング(キングジコチュー)から雷を落とされた際に
力を封じられてしまっていたようです。先程見られた
リストバンドの光はレジーナの力を封印した証でした。
・
※ここから暫くのベール、ハートの言動はそれぞれの考えが
明確に表れており、ドキドキ!プリキュアという作品の中心に
なるメッセージが込められています。
「無様だな。ショウタイムだ。」
ベールが指を鳴らすと、遠くにいる他のプリキュア達の前に
危機に陥っているハートとレジーナの姿が映し出されます。
「すぐに登ろう。任せといて。」
「はあーーーーーーーー。」
ハートはレジーナに頼もしい言葉を掛けると、
持ち前の運動能力で一気に糸を登っていきます…が、
レジーナ「糸が切れそう、止まって!」
ハート「はいっ!」
ベールによると2人が掴んでいる糸は、
本来1人分の重さにしか耐えられず、
2人共助かることは出来ないとのこと。
ベール「どちらかがマグマに落ちれば別だがな。」
「他人を思うから裏切られる。他人を気にするから単純な罠にも掛かる。
やっぱり自己中こそが最高だな。」
レジーナの過去の裏切りや罠を想起させるベール。
ハート「違う。人を信じなきゃ幸せになんか成れないよ。」
やはりベールは自己中と正反対の性格のプリキュア達を
心底嫌っていたのでしょう。
一方でそんなベールの言葉をハートは明確に否定し、
これまでレジーナに裏切られてきたにも関わらず
人を信じることを肯定します。
ベール
「2人仲良くマグマに落ちて、愛など何の役にも立たないことを
証明してくれればそれで結構。
万が一レジーナがキュアハートを犠牲にしたとしても、
俺が糸を切るだけだ。
そうすれば俺は確実にジコチューのナンバートゥー。
そしていずれは…。」
ベールが2人の様子を他のプリキュア達に見せていたのは、
愛を肯定する2人の悲劇的な末路を見せつけて、
愛が何の役にも立たない、自己中な態度こそが素晴らしいという
自らの信じることの正しさを示す為でした。
当然2人の内の片方が他方を犠牲にする展開も予想していますが、
そこで想定しているのはレジーナがハートを裏切る場合のみです。
プリキュアに心乱されているとはいえ、レジーナはキングの娘であり、
彼女の根っこには自己中な心があると信じて疑っていません。
ついでに台詞の最後には、ジコチューの世界で頂点に立とうとする
自身の野心まで露わにしています。やはり彼がキングやレジーナに
従っていたのは忠誠心の為ではなく、保身や出世の為でしたか。
・
絶望的な状況で、レジーナが囁きます。
レジーナ「ねぇマナ。あたしとマナは…何なのかな。」
ハート「友達だよ。」
レジーナは自分がマナと友達に成りたいと言ってから、
マナがどんなことがあっても変わらず自分のことを
友達だと言い続けてくれたことを思い出します。
レジーナは今、キュアハートではなくマナに語りかけています。
レジーナ
「マナは…変わらないね。
あたしね、マナと会ってから、おかしくなっちゃったみたい。
マナに優しくしてもらうと、胸がドキドキするようになったの。
マナが辛そうな顔すると、胸がズキズキするようになったの。
ねぇ、何なのかな、この気持。」
ハート
「それは、人を思いやる気持ち、愛だよ。」
レジーナ
「愛。 これが、そうなんだ。」
「マナ、大好き。」
レジーナの頬に涙が伝った直後、
彼女は友達であり、大好きなマナを助けるために
自ら手を離してマグマに落ちようとしました。
自分の中に生まれた気持ちが何なのかをはっきりと理解し、
その気持ちに殉じようとした訳です。
・
穏やかな表情でまぶたを閉じるレジーナ。
遠くでその様子を見ていた他のプリキュア達にも衝撃が走ります。
しかし死を覚悟した彼女の体がマグマに落ちることはありませんでした。
レジーナ「えっ?」
ベール「何だっ?」
ハート「諦めちゃ駄目!」
ハートは落ちようとするレジーナの体を咄嗟に
脚で蟹挟みの様に掴まえて助けたのでした。
レジーナ「でも…」
ハート「 でも も だって も要りません。
こんなの、全然ピンチじゃないよ。
あたしを誰だと思ってるの?」
レジーナ「えっ?」
ハート「あたしは大貝第一中学生徒会長。(ふんっ)」
ベール「はあっ?」
ピンチに陥っても決して諦めず、強気で前向きな態度を崩さない。
そして言葉と表情で周囲の人間の気持ちをも引き上げる。
以前トランプ王国から脱出した際もそんな場面がありましたが、
この様な強さこそ、マナの言う生徒会長(=リーダー)なのでしょう。
鼻息荒く生徒会長などと言うので、ベールが「はあっ?」というのも
分かりますが、ハートはおかしなことを言っている訳ではありません。
私はこれまでリーダーとしての資質を最も持っているのは
プリキュア5(と5gogo)の夢原のぞみ・キュアドリームだと
思ってきましたが、ひょっとすると相田マナ・キュアハートは
ドリームを超えるリーダーなのかもしれないと初めて感じました。
レジーナ「それって凄いの?」
ハート「凄いよ。生徒会長はみんなの笑顔のためなら、
レジーナのパパよりも強く成れるんだから。」
シャルル「そうシャル。マナは宇宙一シャル。」
誰よりも強くなれる理由がみんなの笑顔の為。
こんなことをきっぱり言い切れるんですから、
周囲にやたらマナを慕う人間が集う訳です。
ついでにシャルルも勢いづいた台詞を言いますが、
私はこいつが居たこと自体忘れていました。
ベール「んな訳無いだろ。さっさと落ちろ。」
ハート「お断りです。」
ハート「大丈夫。糸が切れたら壁を登ろう。
壁が崩れてもきっと方法はあるよ。」
レジーナ「マナ。」
ハート「2人で登ろう。」
シャルル「3人シャルよー。」
ハート「ごめんごめん。」
ハートもシャルルを忘れていた模様。
しつこい様ですが、この絶望を拒絶し希望を示して
仲間を励ますあたりは、以前トランプ王国で戦った際にも見せた
ハートの際立った個性であり、そしてプリキュア5の
キュアドリームとある程度重なる部分でもあります。
レジーナ「うんっ。」
ハートが自分を助けるために見せてくれた諦めない態度。
それを受けてレジーナも前向きな気持ちに変わった様です。
これがキュアハートのみなぎる愛なんですね。
◆
・
ハートの言葉が心に届いたレジーナは、自分の心の変化に気付きます。
レジーナ「何だろう…凄くドキドキが…、 高鳴る!」
(ここで黒沢ともよさんの歌うOP曲「Happy Go Lucky!ドキドキ!プリキュア」
がBGMに流れだし、状況が一変した印象を与えます。)
気持ちの変化によるものなのか、レジーナの力の封印が解け、
彼女はハートを抱いて一気に空を飛んで危機を脱します。
目論見が崩れたベールの元にイーラ、マーモがやって来て
彼を馬鹿にした様なことを言い出し、苛立つベールは
蜘蛛ジコチューにレジーナを始末する様指示します。
ここでプリキュアでなくレジーナを始末する指示を出したのは、
レジーナさえ亡き者になれば自身が組織のNo.2になれるという
思いが咄嗟に出たのでしょう。
レジーナ「ふんっ!力さえ戻れば、私は無敵よ。」
以前の強気な声のトーンに戻ったレジーナは、
いともたやすく巨大な蜘蛛ジコチューを空に投げ飛ばします。
さらに襲い来る無数のジコチュー達に対し、
仲間がやって来て4人揃ったプリキュア達が、
一気にラブリーフォースアローをぶっ放して圧勝します。
・
少女達が活躍する中、ほとんど活躍していなかったジョー岡田は
どさくさ紛れに氷漬けのアン王女の奪還に成功し、
何もかも思い通りに行かないキングは、
ただでさえ短気ですが流石に怒りが頂点に達している様です。
さっさとその場から逃げ出そうとするプリキュア達。
レジーナ「あたしは…」
キング「レジーーナーーー(怒)」
レジーナ「パパ。」
キング「おのーれー。私に楯突いたばかりでなく、
プリキュアと心を通わせるとは。」
キングの怒りの黒い稲妻がレジーナに落とされる瞬間、
キュアソードがレジーナを抱いて稲妻をかわします。
ソード「怪我は無い。」
レジーナ「うん。」
ソードはレジーナのことをまだ信用していない筈ですが、
それでも友達のマナが信じる彼女を見捨てたりしませんでした。
ロゼッタ「急ぎましょう。」
一刻を争う時ですが、ハートはレジーナに手を差し出します。
ハート「(レジーナもいっしょに)行こう。」
ダイヤモンド・ロゼッタ「うん。」
レジーナは戸惑いながらもハートの差し出す手に
自分の手をゆっくりと伸ばします。
キング「レジーナーーーー。」
キングの怒りに一瞬怯えるものの、それでも自分の意思で
ハートの手を握ったレジーナ。
プリキュア、ジョー岡田、レジーナの6人は一目散に
五角形の異空間の扉を目指して走り出します。
猛烈な雷の荒らしの中を真っ直ぐ走りぬけ、
6人は無事異空間の扉への逃走に成功しますが、
彼女達を取り逃がしたキングの怒りたるや凄まじいものです。
・
ランス「やったでランス。」
ラケル「完全勝利ケル。」
ソード「王女様。」
探し続けていたアン王女の奪還に成功し、
ソードは感慨深げな表情を見せます。
レジーナ「これで…良かったんだよね。」
こちらに優しく微笑みかけるハートを見つめ、
心配な自らの気持ちを打ち消すように
彼女の手を強く握り返すレジーナ。
レジーナにとっては大好きな父の敵側に
ついてしまった訳ですから、
迷いや不安があるのは当然でしょう。
みなぎる愛でレジーナを導いたキュアハートは、
その愛でこの父娘関係も解決出来るのでしょうか?
この後の展開が気になってしょうがないですが、
今回のエピソードはここで終了です。
◆
次回予告を見ても細部の展開が予想し難いですが、
新しいプリキュア・キュアエースの登場と
非常に熱く濃い展開だけは間違いなさそうです。
キュアエースのデザインには、失礼ながらこれまでに無く
おばさん臭い印象を受けました。
既に演じる声優の方は発表されている様ですが、
一体どんなキャラクターになり、
どの様な位置づけの人物になるんですかね。
次回放送を楽しみに待ちたいと思います。
それでは今回はここまでで。
愛とは何か。
リーダーとはどの様なものか。
随分と大きなテーマですが、今回のエピソードは
それらのテーマへのプリキュアなりの解答を
しっかりと示しています。
◆
・
仲間がトランプ王国のジコチューを食い止めている間に
猛ダッシュで王宮に辿り着いたハートは、目を閉じて
へたり込んでいるレジーナを見つけ慌てて声を掛けます。
ハートの呼び掛けに目を開き返事をするレジーナの
無事を確認してほっと胸を撫で下ろすハート。
しかし離れた場所で様子を伺っていたベールの合図で
巨大な蜘蛛ジコチューが突如現れて地面を砕くと、
2人は真っ逆さまに地下のマグマに落下していきます。
ハートは咄嗟に蜘蛛ジコチューの糸に掴まり
レジーナを抱きとめて何とか助かりました。
そして空を飛べるレジーナに先に飛んで地上に
上がる様促すのですが、
「だめぇ、力が封じられてるみたい。」
レジーナはキング(キングジコチュー)から雷を落とされた際に
力を封じられてしまっていたようです。先程見られた
リストバンドの光はレジーナの力を封印した証でした。
・
※ここから暫くのベール、ハートの言動はそれぞれの考えが
明確に表れており、ドキドキ!プリキュアという作品の中心に
なるメッセージが込められています。
「無様だな。ショウタイムだ。」
ベールが指を鳴らすと、遠くにいる他のプリキュア達の前に
危機に陥っているハートとレジーナの姿が映し出されます。
「すぐに登ろう。任せといて。」
「はあーーーーーーーー。」
ハートはレジーナに頼もしい言葉を掛けると、
持ち前の運動能力で一気に糸を登っていきます…が、
レジーナ「糸が切れそう、止まって!」
ハート「はいっ!」
ベールによると2人が掴んでいる糸は、
本来1人分の重さにしか耐えられず、
2人共助かることは出来ないとのこと。
ベール「どちらかがマグマに落ちれば別だがな。」
「他人を思うから裏切られる。他人を気にするから単純な罠にも掛かる。
やっぱり自己中こそが最高だな。」
レジーナの過去の裏切りや罠を想起させるベール。
ハート「違う。人を信じなきゃ幸せになんか成れないよ。」
やはりベールは自己中と正反対の性格のプリキュア達を
心底嫌っていたのでしょう。
一方でそんなベールの言葉をハートは明確に否定し、
これまでレジーナに裏切られてきたにも関わらず
人を信じることを肯定します。
ベール
「2人仲良くマグマに落ちて、愛など何の役にも立たないことを
証明してくれればそれで結構。
万が一レジーナがキュアハートを犠牲にしたとしても、
俺が糸を切るだけだ。
そうすれば俺は確実にジコチューのナンバートゥー。
そしていずれは…。」
ベールが2人の様子を他のプリキュア達に見せていたのは、
愛を肯定する2人の悲劇的な末路を見せつけて、
愛が何の役にも立たない、自己中な態度こそが素晴らしいという
自らの信じることの正しさを示す為でした。
当然2人の内の片方が他方を犠牲にする展開も予想していますが、
そこで想定しているのはレジーナがハートを裏切る場合のみです。
プリキュアに心乱されているとはいえ、レジーナはキングの娘であり、
彼女の根っこには自己中な心があると信じて疑っていません。
ついでに台詞の最後には、ジコチューの世界で頂点に立とうとする
自身の野心まで露わにしています。やはり彼がキングやレジーナに
従っていたのは忠誠心の為ではなく、保身や出世の為でしたか。
・
絶望的な状況で、レジーナが囁きます。
レジーナ「ねぇマナ。あたしとマナは…何なのかな。」
ハート「友達だよ。」
レジーナは自分がマナと友達に成りたいと言ってから、
マナがどんなことがあっても変わらず自分のことを
友達だと言い続けてくれたことを思い出します。
レジーナは今、キュアハートではなくマナに語りかけています。
レジーナ
「マナは…変わらないね。
あたしね、マナと会ってから、おかしくなっちゃったみたい。
マナに優しくしてもらうと、胸がドキドキするようになったの。
マナが辛そうな顔すると、胸がズキズキするようになったの。
ねぇ、何なのかな、この気持。」
ハート
「それは、人を思いやる気持ち、愛だよ。」
レジーナ
「愛。 これが、そうなんだ。」
「マナ、大好き。」
レジーナの頬に涙が伝った直後、
彼女は友達であり、大好きなマナを助けるために
自ら手を離してマグマに落ちようとしました。
自分の中に生まれた気持ちが何なのかをはっきりと理解し、
その気持ちに殉じようとした訳です。
・
穏やかな表情でまぶたを閉じるレジーナ。
遠くでその様子を見ていた他のプリキュア達にも衝撃が走ります。
しかし死を覚悟した彼女の体がマグマに落ちることはありませんでした。
レジーナ「えっ?」
ベール「何だっ?」
ハート「諦めちゃ駄目!」
ハートは落ちようとするレジーナの体を咄嗟に
脚で蟹挟みの様に掴まえて助けたのでした。
レジーナ「でも…」
ハート「 でも も だって も要りません。
こんなの、全然ピンチじゃないよ。
あたしを誰だと思ってるの?」
レジーナ「えっ?」
ハート「あたしは大貝第一中学生徒会長。(ふんっ)」
ベール「はあっ?」
ピンチに陥っても決して諦めず、強気で前向きな態度を崩さない。
そして言葉と表情で周囲の人間の気持ちをも引き上げる。
以前トランプ王国から脱出した際もそんな場面がありましたが、
この様な強さこそ、マナの言う生徒会長(=リーダー)なのでしょう。
鼻息荒く生徒会長などと言うので、ベールが「はあっ?」というのも
分かりますが、ハートはおかしなことを言っている訳ではありません。
私はこれまでリーダーとしての資質を最も持っているのは
プリキュア5(と5gogo)の夢原のぞみ・キュアドリームだと
思ってきましたが、ひょっとすると相田マナ・キュアハートは
ドリームを超えるリーダーなのかもしれないと初めて感じました。
レジーナ「それって凄いの?」
ハート「凄いよ。生徒会長はみんなの笑顔のためなら、
レジーナのパパよりも強く成れるんだから。」
シャルル「そうシャル。マナは宇宙一シャル。」
誰よりも強くなれる理由がみんなの笑顔の為。
こんなことをきっぱり言い切れるんですから、
周囲にやたらマナを慕う人間が集う訳です。
ついでにシャルルも勢いづいた台詞を言いますが、
私はこいつが居たこと自体忘れていました。
ベール「んな訳無いだろ。さっさと落ちろ。」
ハート「お断りです。」
ハート「大丈夫。糸が切れたら壁を登ろう。
壁が崩れてもきっと方法はあるよ。」
レジーナ「マナ。」
ハート「2人で登ろう。」
シャルル「3人シャルよー。」
ハート「ごめんごめん。」
ハートもシャルルを忘れていた模様。
しつこい様ですが、この絶望を拒絶し希望を示して
仲間を励ますあたりは、以前トランプ王国で戦った際にも見せた
ハートの際立った個性であり、そしてプリキュア5の
キュアドリームとある程度重なる部分でもあります。
レジーナ「うんっ。」
ハートが自分を助けるために見せてくれた諦めない態度。
それを受けてレジーナも前向きな気持ちに変わった様です。
これがキュアハートのみなぎる愛なんですね。
◆
・
ハートの言葉が心に届いたレジーナは、自分の心の変化に気付きます。
レジーナ「何だろう…凄くドキドキが…、 高鳴る!」
(ここで黒沢ともよさんの歌うOP曲「Happy Go Lucky!ドキドキ!プリキュア」
がBGMに流れだし、状況が一変した印象を与えます。)
気持ちの変化によるものなのか、レジーナの力の封印が解け、
彼女はハートを抱いて一気に空を飛んで危機を脱します。
目論見が崩れたベールの元にイーラ、マーモがやって来て
彼を馬鹿にした様なことを言い出し、苛立つベールは
蜘蛛ジコチューにレジーナを始末する様指示します。
ここでプリキュアでなくレジーナを始末する指示を出したのは、
レジーナさえ亡き者になれば自身が組織のNo.2になれるという
思いが咄嗟に出たのでしょう。
レジーナ「ふんっ!力さえ戻れば、私は無敵よ。」
以前の強気な声のトーンに戻ったレジーナは、
いともたやすく巨大な蜘蛛ジコチューを空に投げ飛ばします。
さらに襲い来る無数のジコチュー達に対し、
仲間がやって来て4人揃ったプリキュア達が、
一気にラブリーフォースアローをぶっ放して圧勝します。
・
少女達が活躍する中、ほとんど活躍していなかったジョー岡田は
どさくさ紛れに氷漬けのアン王女の奪還に成功し、
何もかも思い通りに行かないキングは、
ただでさえ短気ですが流石に怒りが頂点に達している様です。
さっさとその場から逃げ出そうとするプリキュア達。
レジーナ「あたしは…」
キング「レジーーナーーー(怒)」
レジーナ「パパ。」
キング「おのーれー。私に楯突いたばかりでなく、
プリキュアと心を通わせるとは。」
キングの怒りの黒い稲妻がレジーナに落とされる瞬間、
キュアソードがレジーナを抱いて稲妻をかわします。
ソード「怪我は無い。」
レジーナ「うん。」
ソードはレジーナのことをまだ信用していない筈ですが、
それでも友達のマナが信じる彼女を見捨てたりしませんでした。
ロゼッタ「急ぎましょう。」
一刻を争う時ですが、ハートはレジーナに手を差し出します。
ハート「(レジーナもいっしょに)行こう。」
ダイヤモンド・ロゼッタ「うん。」
レジーナは戸惑いながらもハートの差し出す手に
自分の手をゆっくりと伸ばします。
キング「レジーナーーーー。」
キングの怒りに一瞬怯えるものの、それでも自分の意思で
ハートの手を握ったレジーナ。
プリキュア、ジョー岡田、レジーナの6人は一目散に
五角形の異空間の扉を目指して走り出します。
猛烈な雷の荒らしの中を真っ直ぐ走りぬけ、
6人は無事異空間の扉への逃走に成功しますが、
彼女達を取り逃がしたキングの怒りたるや凄まじいものです。
・
ランス「やったでランス。」
ラケル「完全勝利ケル。」
ソード「王女様。」
探し続けていたアン王女の奪還に成功し、
ソードは感慨深げな表情を見せます。
レジーナ「これで…良かったんだよね。」
こちらに優しく微笑みかけるハートを見つめ、
心配な自らの気持ちを打ち消すように
彼女の手を強く握り返すレジーナ。
レジーナにとっては大好きな父の敵側に
ついてしまった訳ですから、
迷いや不安があるのは当然でしょう。
みなぎる愛でレジーナを導いたキュアハートは、
その愛でこの父娘関係も解決出来るのでしょうか?
この後の展開が気になってしょうがないですが、
今回のエピソードはここで終了です。
◆
次回予告を見ても細部の展開が予想し難いですが、
新しいプリキュア・キュアエースの登場と
非常に熱く濃い展開だけは間違いなさそうです。
キュアエースのデザインには、失礼ながらこれまでに無く
おばさん臭い印象を受けました。
既に演じる声優の方は発表されている様ですが、
一体どんなキャラクターになり、
どの様な位置づけの人物になるんですかね。
次回放送を楽しみに待ちたいと思います。
それでは今回はここまでで。
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