映画「ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス!」感想1

    今回はドキプリ映画の感想1です。

    「more」以降の部分にはネタバレを含む内容を記載します。
     また記載内容は私のメモと記憶に基づくものなので、
     台詞やあらすじ部分に間違いなどあるかもしれません。


    私は初日の舞台挨拶含め計3回鑑賞しましたが、
    (その結果入場者プレゼントの同じカードを3枚も貰って
     余ってしまっています。誰か欲しい人いませんか?)
    今回の映画は私の中でこれまでで最も楽しめた作品でした。

    作品としての作り込みで言えば若干物足りない部分も有りましたが、
    完成度は別として、とても印象に残って観終わった後も
    色々と考えさせられたりもしました。

    大阪の劇場で鑑賞した際には、隣に座っった親子連れの
    父親らしき人が途中から手で顔を覆い最後まで泣いていた様で、
    人生経験のある大人の方が感情移入しそうな内容でもありました。




    まず最初にあらすじに沿って、その時に感じた細かいことなどを書き、
    全体を通じた感想などは最後にまとめようと思います。

    【あらすじ】

    ◆序盤日常パート


    映画の最初はマナ達5人と妖精達によるミラクルライトに関する
    注意事項説明があります。 (今回はミラクルブーケライト)

    こういう時に上から目線で厳しい言葉を
    出せるキャラの亜久里は便利でしたね。
    ただ妖精態のダビィさんが近くでライトを見るという不用意な
    事例の役なのは適役では無かった気がしましたが。

    そして全員整列して本編開始の挨拶。この時中央に居る亜久里の肩に
    マナと六花が手を置きますが、まるで2人が亜久里の両親の様でした。


    本編冒頭マナの両親が過去に使ったウェディングドレスを見つけます。
    聞けばマナの祖母、母と2代に渡って使われたものだそうで、
    それを聞いたマナは将来自分もそれを使いたいと言い出します。
    マナの言葉にそんな相手が居るのかと聞くマナの両親。
    別に今結婚を考えている相手が居るわけでは無いそうで、
    マナの父は大袈裟に安堵します。

    マナの母親は古いもので所々ほつれており、流行りなども
    あるものだからと否定的ですが、マナは3代に渡って
    使われていくということに惹かれているようでした。
    因みにマナがドレスを持つ時、素手で触る前に
    服で手を拭く描写が細かくて好きです。


    OPは大人になったマナが前出のウェディングドレスを着て、
    教会で結婚式を挙げる内容となっています。

    妖精達はドレスの裾を持って運ぶ役割を演じ、
    列席者である大人になった六花達に祝福されるマナ。

    一部で話題になっているヴァージンロードを父と歩くシーンは、
    既に指摘されている通りOP曲の「初めての道歩く」という歌詞の
    タイミングに合わせられています。

    しかしマナが顔を上げて新郎の顔を見ると、なんと相手はイーラ!
    これにはマナの表情も引きつります。

    牧師とピアノ奏者もそれぞれベールとマーモが変装した姿であり、
    マナ達はOP曲と共に変身しますが多数のジコチューに取り囲まれます。


    …と、ここで目を覚ますマナ。これは当然マナの見ていた悪夢でした。

    大貝第一中学で制服姿で掃除をするマナ、六花、まこぴー。
    マナは2人にウェディングドレスの話をして、それを聞いた六花は
    意外だと驚きます。マナの夢は総理になることじゃないの?と聞く六花に対し、
    マナは「それはそれ、これはこれ。」との答え。
    そりゃそうでしょうね。仕事と結婚は別の夢な訳ですし。

    そしてたまたま3人の話を聞いた通りすがりの二階堂君と百田君。
    相手が居ないと結婚出来無いとか、マナのことを珍獣と呼んだりして
    マナのことをからかう二階堂くんとそれに乗っかる百田君。

    それを聞いたまこぴーは竹箒を剣の様に二階堂君に向けて
    「女の子の夢を笑うなんて許せない!」「そこになおりなさい!」
    と激怒します。根が真面目な性格だけにこういう時は格好良いですね。

    すかさず六花も「男の子は好きな子にいじわるしたりするの」と
    恥ずかしげに頬に手を添えて二階堂君にやり返し、百田君も
    「そうなんすか?」と逆に乗っかることで追い詰められる二階堂君。
    まこぴーは「何それ意味分かんない。好きなら好きって素直に
    言えばいいじゃない。」とまこぴーらしい考えを披露しますが、
    それを聞いたマナは「まこぴーの言う通りだよ。」と謎の反応を示します。

    好きな子にははっきり思いを伝えなきゃと言い、マナは二階堂君に
    ぴったりと寄り添って手を取り掌に指でハートを描き、願いを叶える
    オマジナイだと教えます。思わぬマナとのスキンシップに恥ずかしがる
    二階堂君に対し、続けてマナが「で誰が好きなの?」と聞いたことで
    周囲は唖然とします。

    あの非常識で定評のあるまこぴーでさえ「分かってない。」と
    心底呆れた表情を見せる始末。肝心のマナだけが二階堂君の
    気持ちに気付いていないという何とも可哀想な状況でした。

    ----------

    あらすじに沿った感想は長くなりそうなので今回はここまでとして、
    先に全体を通じて感じたことについてもちょっと書いてみます。

    まだ映画を観てない方はあらすじも読まずに全体の話をされても
    全然分からないでしょうが、大したことは書いていないので
    適当に読み飛ばして下さい。

    ◆全体を通じた感想

    ①キュアエースの位置づけと人気について

    TV版でも後から登場して4人のプリキュア達を指導する様な
    立場を演じてきたキュアエースですが、本作でもキュアソードの
    ピンチに颯爽と登場して、「まだあなたの心は折れていない筈です。」と
    ソードを奮い立たせる役割を演じました。

    作中でエースはストーリーの重要な部分にはほとんど絡んで居ませんでしたが、
    それは恐らく彼女の過去がまだまともに描かれていないからでしょう。
    (本作は各キャラクターの思い出が重要な要素なので。)

    では彼女が作中で何を求められていたかというと、子供が好きな格好良い
    お姉さんキャラとして子供達を喜ばせることでは無いでしょうか。
    一部でアイちゃんとグルになって力ずくのご都合展開を主導しましたが、
    その他の部分で彼女は、ただひたすら格好良さげな台詞を言い続け
    作品内容上意味のある言動は特にしていなかったと記憶しています。

    大人からするとこのキャラが登場する必然性が作中に感じられないかも
    しれませんが、彼女が登場したシーンでは私の周囲の児童達が
    色めき立っていましたし、本作があくまで子供を主な対象とした
    娯楽作品であることを考えると、構成上の意義存在意義は少なくても
    映画を見る楽しみの一部として重要な役割を演じたのではないでしょうか?

    映画に限らず彼女が女児人気を意識して投入されたキャラクター
    だとすると、TV版においてもストーリーの芯の部分との関連は
    匂わせるばかりで最後までしっかりは描かれない様な気もします。

    そこに不満を感じる方もいるでしょうが、私はプリキュアは思わせぶりな
    設定、展開に大いに振り回され、各々の心の中で様々な想像を膨らませる
    ことが良い楽しみ方だと思っていますので、あまりうるさいことは言わずに
    エースの独特のキャラクターを楽しんでいきたいと思っています。

    ----------

    それでは今回はここまでで。


    全体の感想として
    ・それぞれの思い出の世界
    ・ウェディングドレス

    そして最も重要だと思っている
    ・ラストのクラリネットに対するマナの答え

    上に挙げた様なものの意味について
    次回以降に書きたいと思っています。
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    30代のプリキュアファン。
    ミュージカルやライブなど、
    プリキュア関連イベントにも参加。
                        
    アイコンは漫画家の
    「かずといずみ」先生に描いていただいたキュアピーチです。

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