2014.09.20
ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow 第一次作戦「サン・トロンの雷鳴」感想
はい、分かってます。
ハピチャ32話やミュージカルショーの感想続きを書かずに何やってるんだと。
でもこういうのは勢いが大事なので、ストパン(※)の新作短編映画のレポというか感想を書いときます。
(※この略称に悪意は無いです。)
こんなブログ書いてますが、現在プリキュア以外でほぼ唯一気にしてるアニメがストパンです。
実は普段使ってるFirefoxに501の箒の星のマークを入れてる程です。
・
私が観に行ったのは公開初日の9/20(土)、大阪のTOHOシネマズなんば本館SCREEN2の11時からの回。
座席はF-23で目の前が通路になっていて見やすい席でした。
30分のショートムービーのためか、チケットは普通に買って1,200円とちょっとお安め。
前回の劇場版と同様に入場時にカードのオマケが貰えたのですが、絵はカールスラント南部の民族衣装ディアンドル姿のお姉ちゃん。
キリッとした表情で立つ姿が何ともシュールな印象です。
で、いよいよ新作映画始まる訳ですが、何よりストパンの新しいアニメが観れることがとても嬉しかったです。
コミックスやラジオもいいんですが、やっぱりアニメが一番楽しめる。
・これより感想、ネタバレ要素を含みます。
というかかなりあらすじ書いちゃってます。
~~~~~~~~~~
作品の舞台はサン・トロン基地、時期はオペレーションマルス後です。
正式にハイデマリーがミーナの指揮下に入ってからの話ですが、この映画でハイデマリーは実質ほとんど活躍しません。
主に活躍したのはミーナ・バルクホルンとエーリカ・ウルスラのハルトマン姉妹の4人です。
カルスラ組が好きな人には嬉しいでしょうし、何より野川さくらさんファンはたまらないでしょう。
エーリカの天使の様な可愛らしい声と、ウルスラの落ち着き払った声を続けざまに聴けるのは最高です。
まだ完全に復調された訳じゃないそうですが、体調不良でイベント等を休まれていた野川さんが普通に仕事が出来るまでに回復されたことがとても嬉しいです。
(今回の映画感想をネット上で探すと、久し振りにEMT=エーリカ・マジ・天使という言葉を見掛けて懐かしい気持ちになりました。)
冒頭、エーリカとトゥルーデが空中で戦闘訓練をしていますが、急にエーリカは「やられた~」とわざとらしい声を上げて落ちて行き、トゥルーデが追うと川だか池だかで水浴びをしていました。
エーリカらしいと言えばらしい描写ですが、特別裸な訳では無かったのでサービスシーン的なものでは無かったと思います。久し振りに思い出せばストパンってそういうシーン多かったですよね。
そんな中、ある日サン・トロンにトラックに乗ったウルスラがやって来ます。
当然目的は新兵器のテストですが、今回はトゥルーデ用にディアンドル、ミーナ用にコーヒーとお土産も持ってきています。
前回501(主にトゥルーデ)に迷惑を掛けたのもあるんでしょうが、このお土産で2人は快く実験を手伝うことにします。
ディアンドルを嬉しそうに着て見せるお姉ちゃん。結構気に入ってるんですね。
(ミーナについてはエーリカが「買収」と言ってた気がします。)
ウルスラが今回持ってきたのは50mmカノン砲とジェットストライカーの改良版ですが、トゥルーデが心配なのかエーリカは文句を言って飛行試験に反対します。
しかしミーナの許可を得て実験は実施。
エーリカは試験中もあれこれ試験機の問題点をあげつらって実戦では使えないと喚き立てますが、ミーナ、トゥルーデともに新兵器の開発には試験による修正点の洗い出しが必要との認識です。
今回は前回の失敗を活かしてジェットストライカーも酷い墜落事故は起こしませんでしたが、まだ実戦で使うには色々修正が必要との結論になりました。
そして自分の意見がまったく聞き入れられずに拗ねるエーリカは、自分のストライカーユニットがいつの間にか改造されていることに気付いて唖然。
2組が並列に繋げられた2人乗りの代物(Bf109Z?)に姿を変えていました。
尚、これもミーナ中佐から許可を取っての改造。
不満たらたらながら仕方なくウルスラと姉妹で試験飛行するエーリカですが、妹の指示を無視して試験機なのに無茶な飛行をしてストライカーユニットを空中で真っ二つに壊し、そのままウルスラを墜落させてしまいます。
ギリギリでエーリカが助けて無事でしたが散々姉から文句を言われたウルスラは、壊れたユニットの修理を行うと言って立ち去ります。このシーン、後ろ姿のまま話すウルスラが今にも泣きそうな悲しさを醸し出してました。
しかしそのまま姿を消すウルスラ。エーリカが見つけた書き置きによると修理用の機材を取りに戻ったそうです。
エーリカ、ちょっと心配したかな?
・
そんな折、警報によって中型ネウロイの襲来を知ったミーナとトゥルーデはすぐに発進します。
そしてトゥルーデはディアンドル姿の時に警報が鳴ったのでそのままの姿で出撃。
完全にコスプレ飛行状態でしかも(当然ながら)ズボン丸出しと、男性ファンを喜ばせる様な描写になってました。
(各種ストパンイベントには女性ファンも居ますし、今回の映画も少数ながら来てました。)
エーリカも続こうとしますが、彼女のストライカーユニットは破損したままだったのでお留守番になります。
2人の様子は無線で会話を聞きつつ、気を紛らわすためか川でザリガニ釣りをするエーリカ。
表情から強いフラストレーションが見て取れます。
ミーナは当初ネウロイの出現パターンから偵察型と予想しますが、空間把握能力で相手が積乱雲に身を隠していることから相手が攻撃を意図したものだと気付き、急に緊迫感が出て来ます。
しかもネウロイの装甲がかなり硬く、至近距離でないと攻撃が通りません。
迂闊に積乱雲に突っ込めば視界はゼロで風も酷い筈で、これでは撃破は至難の業。
そこでまだ実戦には不適と判断したジェットストライカーと50mmカノン砲で積乱雲の外から吹っ飛ばすことにし、ミーナが時間を稼ぐうちにトゥルーデが基地までそれらを取りに戻ることにします。
しかしネウロイは幾つにも分離して基地への一時帰還を急ぐトゥルーデを追いかけます。
ずっと無線で様子を聞いていたエーリカはついに痺れを切らして基地に戻り、批判しまくっていたジェットストライカーを自ら履いて発進。
ネウロイに囲まれていたトゥルーデをカノン砲で救います。
が、やはりうまくジェットストライカーを使いこなせずすぐに墜落しそうになるエーリカ。
そこにやって来たのはストライカーユニットを履いたウルスラ。
第6感が危機を伝えて早々と戻って来た様です。便利だな女の勘。
ウルスラはすぐにエーリカにぴったりとくっつき、ジェットストライカーでの飛行のアドバイスを始めます。
このシーンで本作一番の「聴き所」がやって来ます。
ウルスラに促されてエーリカが大きく深呼吸するシーンですが、大きく息を吸う様に言われたエーリカの台詞「スーッ」がまったく吸っている様に聞こえません。
別に野川さくらさんの演技を馬鹿にしてる訳では無く、いかにもエーリカらしい台詞だった気がして思わず笑ってしまいました。
深呼吸の途中で急に息を止めさせると、ウルスラはエーリカのジェットストライカーをコツンと蹴ってエンスト状態から復帰させます。流石開発者にして操縦者の双子の妹。これには見ていたトゥルーデも舌を巻きます。
その頃ミーナは、積乱雲からの突風、多数に分裂したネウロイ、時折姿を見せる本体に苦戦し、事務仕事で鈍ったかと苦笑します。何とか応戦してトゥルーデが戻るのを待ちますが、弾切れ直後に周囲を囲まれ万事休す。
そのピンチを救ったのは、双子で2人3脚の様な形で飛行するハルトマン姉妹でした。
50mmカノン砲の驚異の威力で本体の機体に大きな穴を空けると、ウルスラの指示でさらに狙いを定めたエーリカが止めの一発。中型ネウロイが一撃で真っ二つになり消失しました。
これにて一件落着。
たまたまこの時書類を届けに外出していたハイデマリーは、後からその話を聞いたとさ。
何でハイデマリー除け者にされてたんだ!完全に話に絡んでなかったじゃないか(笑)。
・
それはともかく。
いやあ、ハルトマン姉妹の戦闘での活躍振りが素晴らしいかった。
途中までエーリカは不満気な表情ばかりでしたが、容易に先の展開が読めるとはいえ最後の姉妹での活躍は爽快でした。
ウルスラは確か小説版の「スオムスいらん子中隊」シリーズでもちゃんと飛んでたと思いましたが、アニメで彼女がストライカーユニットを履いて飛ぶのは珍しい描写でしたね。
エーリカをきっちりサポート出来たのは、エーリカの妹だけあって結構飛行センスもあったんでしょう。
そう考えると兵器開発ばかりやらせとくのも勿体ない気もします。
結局中型ネウロイ1体との戦闘のみでしたが、TV版と大差無い時間と考えれば十分満足な内容でした。
冒頭にも書きましたが、何よりストパンの新しいアニメエピソードが観られたことがとても楽しかったです。
石田燿子さんが歌われるテーマ曲「Connect Link」も作品イメージに合っていた、ワクワクを掻き立てられました。
で、エンディングクレジット。
ふーん、今回制作はSILVER LINK.ってとこだったのか。
…ん、その前に登場人物と声優キャストに違和感があったぞ。
最初に福圓美里さんの名前で気付きましたが、
明らかに活躍していない宮藤芳佳と山川美千子の名前がEDに入ってました。
何だこれ、映画冒頭のオペレーション・マルスのシーンとか、眼帯を付けず戦闘機に乗るもっさんが映ってたシーンとかで声が入ってたのか?などと思っていると、ED後にさらに追加のシーンがありました。
宮藤の家にサン・トロン基地からの写真が届いたとのことですが、気軽に世界最高のウィッチ、エーリカ・ハルトマンのことを話す芳佳にミリオタのみっちゃん驚愕、そして興奮。
彼女と比べると芳佳はあまりエーリカのことを大物と認識していなかった様です。
ED後の短いシーンが終わると、こんどはTVアニメの様なノリで次回予告が出て来ました。
OVA(Operation…の略)の第2作目は「エーゲ海の女神」のタイトル。
シャーリーとルッキーニが大活躍する様です。
さらにあのハンナ・ユスティーナ・マルセイユやライーサ・ペットゲンも登場する模様。
公開日は2015年1月10日(土)だそうで、今から正月が楽しみですね。
時間を掛けた大作1本もいいですが、こうやって短期間にショートムービーを続けてくれた方がTVシリーズみたいに長く楽しめて嬉しいです。本当にありがたい。
それでは今回の感想はここまでになります。
前回の映画感想は途中で書ききれなくなりましたが、
今回は短いから最後まで書ききれました。
因みに私がストパン関係の情報を仕入れさせていただいているブログの一つで、今回の映画の感想アンケートをやっている様です。
映画を観に行かれた方は是非回答してみて下さい。
ジレンマな日常
そしてもう一つ私が読ませていただいているブログでは、舞台挨拶の様子などがレポートされています。
読めば読むほど羨ましい。私も参加したかったです。
複合材な日々
※冒頭の注記について(完全に余談)
ストパンという略称を蔑称と認識する人もいるようなので悪意が無いと注記を入れました。
ストライクウィッチーズはストウィとかスト魔女とか略称が人によって異なる様ですが、私はたまたま初期にストパンという略称に慣れたためそのまま使っています。
恐らくストパンのパンの部分がパンツの略だとの認識から嫌われているのかと推測しています。
(当然ながらタイトルにパンに対応する部分はありません。なお、本当にストパンのパンがパンツの略なのかを私は知りません。)
ストライクウィッチーズのエントリーを見るような人には釈迦に説法ですが、有名な「パンツじゃないから恥ずかしくないもん」とのキャッチコピーの通り、本作世界ではパンツに見えてもズボンです。なのでそれをパンツと呼ぶが如き略称を嫌がる方がいるのでしょうか。
しかし私はなんの意図もなく、ただ慣れているから、及び呼びやすいからそう呼ぶことが多いだけで、特に悪意は無いのでご了承下さい。
ハピチャ32話やミュージカルショーの感想続きを書かずに何やってるんだと。
でもこういうのは勢いが大事なので、ストパン(※)の新作短編映画のレポというか感想を書いときます。
(※この略称に悪意は無いです。)
こんなブログ書いてますが、現在プリキュア以外でほぼ唯一気にしてるアニメがストパンです。
実は普段使ってるFirefoxに501の箒の星のマークを入れてる程です。
・
私が観に行ったのは公開初日の9/20(土)、大阪のTOHOシネマズなんば本館SCREEN2の11時からの回。
座席はF-23で目の前が通路になっていて見やすい席でした。
30分のショートムービーのためか、チケットは普通に買って1,200円とちょっとお安め。
前回の劇場版と同様に入場時にカードのオマケが貰えたのですが、絵はカールスラント南部の民族衣装ディアンドル姿のお姉ちゃん。
キリッとした表情で立つ姿が何ともシュールな印象です。
で、いよいよ新作映画始まる訳ですが、何よりストパンの新しいアニメが観れることがとても嬉しかったです。
コミックスやラジオもいいんですが、やっぱりアニメが一番楽しめる。
・これより感想、ネタバレ要素を含みます。
というかかなりあらすじ書いちゃってます。
~~~~~~~~~~
作品の舞台はサン・トロン基地、時期はオペレーションマルス後です。
正式にハイデマリーがミーナの指揮下に入ってからの話ですが、この映画でハイデマリーは実質ほとんど活躍しません。
主に活躍したのはミーナ・バルクホルンとエーリカ・ウルスラのハルトマン姉妹の4人です。
カルスラ組が好きな人には嬉しいでしょうし、何より野川さくらさんファンはたまらないでしょう。
エーリカの天使の様な可愛らしい声と、ウルスラの落ち着き払った声を続けざまに聴けるのは最高です。
まだ完全に復調された訳じゃないそうですが、体調不良でイベント等を休まれていた野川さんが普通に仕事が出来るまでに回復されたことがとても嬉しいです。
(今回の映画感想をネット上で探すと、久し振りにEMT=エーリカ・マジ・天使という言葉を見掛けて懐かしい気持ちになりました。)
冒頭、エーリカとトゥルーデが空中で戦闘訓練をしていますが、急にエーリカは「やられた~」とわざとらしい声を上げて落ちて行き、トゥルーデが追うと川だか池だかで水浴びをしていました。
エーリカらしいと言えばらしい描写ですが、特別裸な訳では無かったのでサービスシーン的なものでは無かったと思います。久し振りに思い出せばストパンってそういうシーン多かったですよね。
そんな中、ある日サン・トロンにトラックに乗ったウルスラがやって来ます。
当然目的は新兵器のテストですが、今回はトゥルーデ用にディアンドル、ミーナ用にコーヒーとお土産も持ってきています。
前回501(主にトゥルーデ)に迷惑を掛けたのもあるんでしょうが、このお土産で2人は快く実験を手伝うことにします。
ディアンドルを嬉しそうに着て見せるお姉ちゃん。結構気に入ってるんですね。
(ミーナについてはエーリカが「買収」と言ってた気がします。)
ウルスラが今回持ってきたのは50mmカノン砲とジェットストライカーの改良版ですが、トゥルーデが心配なのかエーリカは文句を言って飛行試験に反対します。
しかしミーナの許可を得て実験は実施。
エーリカは試験中もあれこれ試験機の問題点をあげつらって実戦では使えないと喚き立てますが、ミーナ、トゥルーデともに新兵器の開発には試験による修正点の洗い出しが必要との認識です。
今回は前回の失敗を活かしてジェットストライカーも酷い墜落事故は起こしませんでしたが、まだ実戦で使うには色々修正が必要との結論になりました。
そして自分の意見がまったく聞き入れられずに拗ねるエーリカは、自分のストライカーユニットがいつの間にか改造されていることに気付いて唖然。
2組が並列に繋げられた2人乗りの代物(Bf109Z?)に姿を変えていました。
尚、これもミーナ中佐から許可を取っての改造。
不満たらたらながら仕方なくウルスラと姉妹で試験飛行するエーリカですが、妹の指示を無視して試験機なのに無茶な飛行をしてストライカーユニットを空中で真っ二つに壊し、そのままウルスラを墜落させてしまいます。
ギリギリでエーリカが助けて無事でしたが散々姉から文句を言われたウルスラは、壊れたユニットの修理を行うと言って立ち去ります。このシーン、後ろ姿のまま話すウルスラが今にも泣きそうな悲しさを醸し出してました。
しかしそのまま姿を消すウルスラ。エーリカが見つけた書き置きによると修理用の機材を取りに戻ったそうです。
エーリカ、ちょっと心配したかな?
・
そんな折、警報によって中型ネウロイの襲来を知ったミーナとトゥルーデはすぐに発進します。
そしてトゥルーデはディアンドル姿の時に警報が鳴ったのでそのままの姿で出撃。
完全にコスプレ飛行状態でしかも(当然ながら)ズボン丸出しと、男性ファンを喜ばせる様な描写になってました。
(各種ストパンイベントには女性ファンも居ますし、今回の映画も少数ながら来てました。)
エーリカも続こうとしますが、彼女のストライカーユニットは破損したままだったのでお留守番になります。
2人の様子は無線で会話を聞きつつ、気を紛らわすためか川でザリガニ釣りをするエーリカ。
表情から強いフラストレーションが見て取れます。
ミーナは当初ネウロイの出現パターンから偵察型と予想しますが、空間把握能力で相手が積乱雲に身を隠していることから相手が攻撃を意図したものだと気付き、急に緊迫感が出て来ます。
しかもネウロイの装甲がかなり硬く、至近距離でないと攻撃が通りません。
迂闊に積乱雲に突っ込めば視界はゼロで風も酷い筈で、これでは撃破は至難の業。
そこでまだ実戦には不適と判断したジェットストライカーと50mmカノン砲で積乱雲の外から吹っ飛ばすことにし、ミーナが時間を稼ぐうちにトゥルーデが基地までそれらを取りに戻ることにします。
しかしネウロイは幾つにも分離して基地への一時帰還を急ぐトゥルーデを追いかけます。
ずっと無線で様子を聞いていたエーリカはついに痺れを切らして基地に戻り、批判しまくっていたジェットストライカーを自ら履いて発進。
ネウロイに囲まれていたトゥルーデをカノン砲で救います。
が、やはりうまくジェットストライカーを使いこなせずすぐに墜落しそうになるエーリカ。
そこにやって来たのはストライカーユニットを履いたウルスラ。
第6感が危機を伝えて早々と戻って来た様です。便利だな女の勘。
ウルスラはすぐにエーリカにぴったりとくっつき、ジェットストライカーでの飛行のアドバイスを始めます。
このシーンで本作一番の「聴き所」がやって来ます。
ウルスラに促されてエーリカが大きく深呼吸するシーンですが、大きく息を吸う様に言われたエーリカの台詞「スーッ」がまったく吸っている様に聞こえません。
別に野川さくらさんの演技を馬鹿にしてる訳では無く、いかにもエーリカらしい台詞だった気がして思わず笑ってしまいました。
深呼吸の途中で急に息を止めさせると、ウルスラはエーリカのジェットストライカーをコツンと蹴ってエンスト状態から復帰させます。流石開発者にして操縦者の双子の妹。これには見ていたトゥルーデも舌を巻きます。
その頃ミーナは、積乱雲からの突風、多数に分裂したネウロイ、時折姿を見せる本体に苦戦し、事務仕事で鈍ったかと苦笑します。何とか応戦してトゥルーデが戻るのを待ちますが、弾切れ直後に周囲を囲まれ万事休す。
そのピンチを救ったのは、双子で2人3脚の様な形で飛行するハルトマン姉妹でした。
50mmカノン砲の驚異の威力で本体の機体に大きな穴を空けると、ウルスラの指示でさらに狙いを定めたエーリカが止めの一発。中型ネウロイが一撃で真っ二つになり消失しました。
これにて一件落着。
たまたまこの時書類を届けに外出していたハイデマリーは、後からその話を聞いたとさ。
何でハイデマリー除け者にされてたんだ!完全に話に絡んでなかったじゃないか(笑)。
・
それはともかく。
いやあ、ハルトマン姉妹の戦闘での活躍振りが素晴らしいかった。
途中までエーリカは不満気な表情ばかりでしたが、容易に先の展開が読めるとはいえ最後の姉妹での活躍は爽快でした。
ウルスラは確か小説版の「スオムスいらん子中隊」シリーズでもちゃんと飛んでたと思いましたが、アニメで彼女がストライカーユニットを履いて飛ぶのは珍しい描写でしたね。
エーリカをきっちりサポート出来たのは、エーリカの妹だけあって結構飛行センスもあったんでしょう。
そう考えると兵器開発ばかりやらせとくのも勿体ない気もします。
結局中型ネウロイ1体との戦闘のみでしたが、TV版と大差無い時間と考えれば十分満足な内容でした。
冒頭にも書きましたが、何よりストパンの新しいアニメエピソードが観られたことがとても楽しかったです。
石田燿子さんが歌われるテーマ曲「Connect Link」も作品イメージに合っていた、ワクワクを掻き立てられました。
で、エンディングクレジット。
ふーん、今回制作はSILVER LINK.ってとこだったのか。
…ん、その前に登場人物と声優キャストに違和感があったぞ。
最初に福圓美里さんの名前で気付きましたが、
明らかに活躍していない宮藤芳佳と山川美千子の名前がEDに入ってました。
何だこれ、映画冒頭のオペレーション・マルスのシーンとか、眼帯を付けず戦闘機に乗るもっさんが映ってたシーンとかで声が入ってたのか?などと思っていると、ED後にさらに追加のシーンがありました。
宮藤の家にサン・トロン基地からの写真が届いたとのことですが、気軽に世界最高のウィッチ、エーリカ・ハルトマンのことを話す芳佳にミリオタのみっちゃん驚愕、そして興奮。
彼女と比べると芳佳はあまりエーリカのことを大物と認識していなかった様です。
ED後の短いシーンが終わると、こんどはTVアニメの様なノリで次回予告が出て来ました。
OVA(Operation…の略)の第2作目は「エーゲ海の女神」のタイトル。
シャーリーとルッキーニが大活躍する様です。
さらにあのハンナ・ユスティーナ・マルセイユやライーサ・ペットゲンも登場する模様。
公開日は2015年1月10日(土)だそうで、今から正月が楽しみですね。
時間を掛けた大作1本もいいですが、こうやって短期間にショートムービーを続けてくれた方がTVシリーズみたいに長く楽しめて嬉しいです。本当にありがたい。
それでは今回の感想はここまでになります。
前回の映画感想は途中で書ききれなくなりましたが、
今回は短いから最後まで書ききれました。
因みに私がストパン関係の情報を仕入れさせていただいているブログの一つで、今回の映画の感想アンケートをやっている様です。
映画を観に行かれた方は是非回答してみて下さい。
ジレンマな日常
そしてもう一つ私が読ませていただいているブログでは、舞台挨拶の様子などがレポートされています。
読めば読むほど羨ましい。私も参加したかったです。
複合材な日々
※冒頭の注記について(完全に余談)
ストパンという略称を蔑称と認識する人もいるようなので悪意が無いと注記を入れました。
ストライクウィッチーズはストウィとかスト魔女とか略称が人によって異なる様ですが、私はたまたま初期にストパンという略称に慣れたためそのまま使っています。
恐らくストパンのパンの部分がパンツの略だとの認識から嫌われているのかと推測しています。
(当然ながらタイトルにパンに対応する部分はありません。なお、本当にストパンのパンがパンツの略なのかを私は知りません。)
ストライクウィッチーズのエントリーを見るような人には釈迦に説法ですが、有名な「パンツじゃないから恥ずかしくないもん」とのキャッチコピーの通り、本作世界ではパンツに見えてもズボンです。なのでそれをパンツと呼ぶが如き略称を嫌がる方がいるのでしょうか。
しかし私はなんの意図もなく、ただ慣れているから、及び呼びやすいからそう呼ぶことが多いだけで、特に悪意は無いのでご了承下さい。
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