ハピネスチャージプリキュア!第34話「ひめ大活躍!?盛り上げよう!はじめての文化祭」感想後半

    ひめ大活躍のハピチャ34話の感想、後半です。

    まったくイノセント化なんて気にしてなかったのに成れた所に、イノセント化のヒントがあるかも。



     ◆成長



    いよいよぴかり祭当日。

    ぴかり茶房ではゆうゆうが気合のコック仮装で調理の準備万端。
    何せ家が弁当屋兼食堂でガンガン手伝いしてるわけですから
    プロの料理人がいるも同然。クオリティが期待出来ます。

    めぐみ、ひめはウェイトレス姿で接客し、女性客には誠司が対応と接客面でも手加減ありません。

    それでも客足は鈍く、ひめが校舎の外でチラシ配りに行くことに。
    確かにいくらクオリティが高くても、宣伝しなきゃ客は来ません。

    チラシ配り中にひめが世話になった眼鏡会長が現れて笑顔で会話していると、恋の臭いもしないはずなのに木の上からナマケルダが登場。


    紳士「何だか浮かれてますな。どこもかしこも文化祭、体育祭、音楽祭、全部まとめて面倒臭い。そんなことやるだけ無駄ですぞ。」

    何か楽しそうですね。
    音楽祭を否定するとメイジャーランドや加音町の人々を敵に回しそうです。
    大丈夫か、一時音楽嫌いだった響も居たくらいだし。

    こういう学校のイベント事に対して面倒臭いと否定的なのは若さの表れな気がします。
    私も高校生位の頃は全然積極的ではありませんでした。
    あれ、じゃあナマケルダは今まさに10代の様な心を持っているということなのか?

    そんなことより中学校の文化祭に侵略者が襲来するとか、本当に末期的な状況ですね。
    イノセントフォーム化なんて待たずにさっさと旧ブルースカイ王国に殴りこんで欲しい。呑気に文化祭なんて楽しんでないで。

    よりによって全然強そうじゃない生徒会長を土台にし、祭りのハッピ姿のサイアークを作り出す紳士。
    せっかく楽しい文化祭なのに邪魔はさせない!とただちにひめはキュアプリンセスに変身します。

    紳士「学生は勉強するのが本分。まあその勉強すらしないのも私的には"more better"な生き方ではありますが。」

    この人絶対、根は真面目なんですよね。
    キャラ的には「more better」とかじゃなくて何もしないのが当然という態度を取って欲しいのですが、そういう本当のダメ人間はえりかとかみゆきみたいな主人公側に多いという不幸。


    ナマケルダの言葉に反発して文化祭の価値を説くプリンセス。

    必死になってサイアークと戦う様子を見て、紳士は自然と目を細めます。
    この人プリンセスの成長を喜んでる?

    紳士「でも、やられてしまえば元も子もないですぞ。」

    それでも皆で作った文化祭を守りたいプリンセスは、1人で頑張って戦います。
    今日の彼女はやる気が違う。
    でも攻撃はプリンセスボールですが。

    当然そんな攻撃でサイアークは倒されませんが、何しろここはぴかりが丘学園。
    すぐさまハピネスチャージプリキュアの残りの3人も集合します。

    大勢出て来たチョイアーク達をあっさり倒しますが、サイアークもカビをまき散らす打ち上げ花火で応戦し学校中が酷い有様になります。

    そのまま一気にゲートを破壊しようとするサイアーク。
    何としてもそれを防ごうとするプリンセスは果敢にサイアークに飛びついて動きを止めます。

    「みんなの想いを大切にしたい。そのためなら私、どんなことでも頑張れる。」
    「私の持っている勇気の力は少ないけれど、みんなの笑顔があれば無限大の力になるの。」


    覚えているでしょうか。

    ハピネスチャージプリキュア!第1話で、キュアプリンセスはナマケルダが連れたサイアークに手も足も出ずに敗走しました。
    あの頃のプリンセスはその実力以上に弱気なメンタルによって劣勢を強いられていました。

    そんなひめに対し、神ブルーは友達を作る様に助言してプリキュアの種を渡しました。
    当初ひめは“友達”がサイアークをやっつけてくれるとでも言わんばかりの認識でしたが、今あの時と同じナマケルダの連れたサイアークを前にしたプリンセスは、友達のために持てる力を発揮しています。

    これはナマケルダも目を細める訳です。
    番組開始当初から多くの人が予想していたひめの成長が、実際に今のひめとなって表れています。

    岡田の解説こそありませんでしたが、このひめの心に化粧鏡(よく考えると台ではありませんでした)が反応。

    「いくよっ、イノセント!」

    自信を持ってイノセントフォームに変身するプリンセス。
    自分の強さの理由が分かるからこそ、戸惑いはありません。

    少なくとも「イノセントになりたい」という一心だっためぐみよりイノセントな想いであることに疑問の余地はありません。
    イノセントな想いというよりは、彼女の成長に化粧鏡が反応した様に思えますが。


    淡い色の衣装と濃い化粧以外いまいち何が変わったのか分かり難いですが、どうやら戦闘描写を見る限り腕力は増えていそうです。

    大きな足でプリンセスを踏み潰そうとするサイアークでしたが、彼女はしっかりとその足を受け止め、逆にサイアークを持ち上げて地面に投げつけます。

    そしてイノセントフォームでの新技発動。
    緑のアイシャドウでさらに化粧を厚くし繰り出したのは、
    プリンセス・ウィンディウィンクという技。

    風がサイアークを包み込み、そのまま体を拘束。
    これも拘束技か。
    そして当然の様に元の形態に戻り、止めはみんなで幸せの大爆発、ハピネスビッグバーーン!

    イノセントフォームの基本は敵拘束による決め技へのアシストでしょうか。
    ハメによる勝ちパターンってやつですかね。実際サイアークは抵抗出来ずにあっさりやられてますし。
    でもこれだとイノセントフォームの旨味があまり無いような気がします。
    やはり4人全員のイノセント化が重要なんでしょうか?とするとめぐみが足を引っ張ることになるのか…?

    紳士「そういえば文化祭でヴィジュアル系バンドなんかやりましたねえ。今思えば若気の至り。」

    去り際になんて告白するんだナマケルダ。
    顔がいいし、スタイルもいいし、かなり似合いそう。
    そういえば今も特殊なコンセプトの衣装を着てるし、そういう系のセンスはいいのかもしれない。


    サイアークを倒すだけでなく、イノセント化も成し遂げたプリンセスは大喜び。
    生徒会長も無事助かって、めでたしめでたし。

    今回リボンが感じたのはキュートなさくらんぼのパワー。
    生徒会長からのさくらんぼ。意味を考えては駄目です。

    みんなで教室に戻ると、ぴかり茶房は大盛況。
    ひめがチラシを配ったおかげか、ただ単に人で賑わう時間帯になったからか。

    それにしてもさっきまで幻影帝国に襲撃されてたのに、当たり前の様に文化祭続行なんですね。
    侵略があっても気にせず日常を続ける。この街の人達は強かだ。

    ひめ(の心の声)「みんなも楽しい、私も楽しい。嬉しい楽しい幸せ一杯なのって最高だよね。」

    本当にその通り。
    ラストのひめの満面の笑みが全てを語っています。

    ナマケルダの様に妙に斜に構えた態度も10代ならそれはそれでありですが、ひめの様に素直にイベントを楽しめるは素敵なことです。
    いおなの時といい、本当にイノセント化に相応しい心持ちですね。めぐみと違って。


    次回予告。

    次はキュアハニーのイノセント化かな。
    彼女のイノセントな想いって言ったら当然ご飯ですよね。

    なんか四葉を足場にしてた気がしましたが、ちゃんとロゼッタに許可取ったんでしょうか?


     ◆

    という所で今回の第34話はここまでです。

    最初はひめのやる気が空回りしてクラスで孤立する展開になるかと心配しましたが、見た目に反して優秀な生徒会長のサポートもあって、ちゃんとみんなと文化祭を楽しめる爽やかなエピソードでしたね。

    意外なのは生徒会長がしっかり黒子に徹していたこと。

    あれだけ出番がありながら、最後にひめが文化祭を楽しめたのは他のクラスメートと協力したからであって、生徒会長のお節介のお陰ではありませんでした。
    悪目立ちしない、本当の意味で優秀な人物でした。

    今回の敵がナマケルダだったことで、第1話からのプリンセスの成長が分かり易く、イノセント化も納得性があった気がします。
    それでも岡田の過去の解説が分かり難いせいで、未だにイノセント化の具体的要件は不明なままでめぐみが取り残されそうですが。

    そして何だかんだで話の本筋と関係無い、ナマケルダのヴィジュアル系バンドエピソードが一番印象に残りました。
    その頃の活躍を是非見てみたいです。


    今回の感想はここまでです。
    それでは。
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    30代のプリキュアファン。
    ミュージカルやライブなど、
    プリキュア関連イベントにも参加。
                        
    アイコンは漫画家の
    「かずといずみ」先生に描いていただいたキュアピーチです。

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