スマイルプリキュア第18話 「なおの想い! バトンがつなぐみんなの絆!!」感想2

    スマイルプリキュア第18話感想2です。

    今回若干感想が長いです。




    いよいよ体育祭当日。

    様々な競技で盛り上がっていますが、
    種目アナウンスの声がトーン低くて無駄にリアルです。

    ついにクラス対抗リレーの選手に召集がかかり、
    みゆきなどはこれまでの練習もあってか
    相当気合が入っている様ですが、
    やよいは不安な気持ちが表情に表れています。

    因みに文章で全ては拾いきれませんが、
    リレー開始前のみゆき達5人や、
    ライバルとなる他のクラスの選手たち、
    応援する同じクラスの生徒達の仕草など、
    全体的に描写が細かくて中々見応えがあります。

    やよいは改めて盛大に応援するクラスメートを見て、
    直前で怖気づきますが、なおはやよいの言葉を制し、
    「今は、このバトンをつなぐことだけを考えよう。」
    「5人の力を合わせて、最後まで走り抜こう。

    と4人に呼びかけます。


    が、5人の士気が高まった直後、
    「な~にが力を合わせるだオニ。」
    とアカオーニさんが上空でわめきます。
    全校生徒の前なのに。

    プリキュア側も人前にバッドエンド王国の奴が
    姿を現すことを、特に問題視していません。
    何かそれだったらプリキュアとかも、
    バレて構わないんじゃないでしょうか。
    (フレプリみたいに…。)

    赤鬼は早速グラウンドにいた生徒達から
    バッドエナジーを集め、青っぱなを発動。
    玉入れの籠をアカンベェに変えます。

    みゆき達もプリキュアに変身すると、
    「出たなプリキュア。」と赤鬼が言います。
    いや、「出たな。」はプリキュア側の台詞だろ。

    アカンベェは綱引きの綱を鞭として攻めてきます。
    青っぱなのアカンベェなのでレインボーヒーリングを
    撃ちたいところですが、間断ない攻撃で
    そんな暇を与えてくれません。

    しかしマーチが必死に綱にしがみつき、
    「行くよみんな。オーエス。」
    とプリキュア5人でアカンベェと綱引き状態に持ち込みます。

    マーチ「オーエス。」
    4人「オーエス。」
    「オー…、エスオーエス。エスオーエス。
    マーチ「ちがーう!」

    いつも通りのスマプリ。必死の戦闘中にもボケを挟んできます。
    しかもビューティーもボケる側に回り、
    マーチがツッコミという縦横無尽ぶり。
    もはや誰がボケとかツッコミとか関係ない。
    スマプリは全員で笑いを取りに来る。他のプリキュアシリーズ作品には無い強烈な個性です。


    5人力を合わせても徐々に引っ張られる綱。

    「もう諦めるオニ。いくら頑張ったってお前たちの負けオニ。」
    赤鬼が「力を合わせても弱い奴は弱い。
    足手まといは要らないオニ。」と貶してきます。
    その言葉に動揺した表情を浮かべるピース。

    しかし即座にマーチが「違う!」と叫んで否定します。
    「私は、やりもしないで諦めたりしない。どうせなんて絶対言わない。
    みんなで力を合わせれば、出来ないことなんて何も無い。
    確か前半パートのリレー走者決めの際、
    なおは周囲の「どうせ勝てない。」という言葉に反発して
    メンバーに立候補していました。

    ・・・・・
    いつも通り、プリキュアがいい事を言うシーンですが、
    ここでマーチは2つの異なることを言っています。
    1つは簡単に諦めないということ。
    もう1つは”みんなで”協力するということ。

    今回のリレーの場合、やよいはこれまでの経験から
    自分の足の遅さを認識しており、自分のせいで
    チームが負けてしまうことを恐れていました。

    忘れ物を取りに戻った際のクラスメートの陰口からも分かる通り、
    チームの足手まといとなることで嫌われてしまうということも
    現実的にあり得る話です。

    その為にやよいは挑戦することを避け、
    リレーのメンバーとして走ることを諦めそうになっています。

    ですが一方で、足の遅い仲間に心ない態度をとるのは、
    リレーで足を引っ張る人間の問題というより、
    足の遅い人を責める側の心の問題です。

    会社で仕事をする場合なら、
    結果が出せないことは本質的な問題なので、
    能力の足りない人間は出しゃばるべきではありません。

    しかし学校の体育祭では、クラスが一体になって
    協力し支えあう
    ことの方が重要では無いでしょうか。
    (ここは価値観の問題で、体育祭であっても結果を
    重視することが大切だと考える人もいるかも知れません。)

    何でも後先考えず挑戦すれば良いというものではありませんが、
    体育祭のリレーくらいで結果を恐れ簡単に諦める様では、
    これから先、多くのチャンスを逃すことになってしまいます。

    そして友人が挑戦しようとするのであれば、
    それに精一杯協力する方が
    気持ちのいい人間関係が築ける筈です。
    (結果を求める会社等の集団における関係か、
    人間関係自体が重要である友人という関係であるかで違います。)

    マーチの言葉は今回の話の構造上、
    上記のやよいの簡単に諦めそうな心と、
    仲間同士で協力し支え合おうとしないクラスメートの心理の
    両方を否定する形になっています。

    プリキュアは児童向けアニメであるため、
    こういった作中のメッセージを台詞で言わせることが多く、
    何を伝えたいのかがはっきりしている傾向があります。
    ・・・・・

    マーチの言葉に奮起した5人は、
    力を合わせて綱を引いてアカンベェを転ばせ、
    その隙を突いて、即レインボーヒーリングで止めを刺します。

    言いたいことだけ言ったらさっさと敵を倒す。
    プリキュアにおける雑魚敵の立場に同情します。


    アカンベェとの戦いで結束を高めた5人。
    いよいよリレー本番に臨みます。
    (他の生徒達にとって、バッドエンド空間のことは
    無かったことになっている模様。)

    第一走者は5人の中でなおに次いで戦力になるあかね。
    運動部員らしい力強い走りで、2位で次に繋ぎます。

    第二走者はみゆき。
    練習していたバトンパスも上手くいき、
    頑張って順位を守って走り抜きます。

    第三走者のれいかは息を整え、
    みゆきの呼び声に反応して綺麗に走り出します。
    「足は高く、腕は大きく、…そして前へ。
    なおからのアドバイスをちゃんと覚えていた様で一安心です。

    2位を維持したままのれいかからバトンを受ける第四走者は、
    直前まで不安がっていたやよいです。
    やよいはやはり足が遅く、一気に順位を下げたことで
    応援していたクラスメートも少し気落ちします。

    しかしやよいは、そこで諦めず隣に並んだ相手に負けない様、
    必死になって走り続けます。

    その様子を見たみゆきが応援しようとした時、
    やよいに陰口を言っていた(?)男子生徒が、
    先に大声を挙げてやよいを応援しだし、
    他のクラスメートも一斉に応援を再開します。
    (もちろんみゆき達も声を出します。)

    もはや説明するまでもありませんが、
    このシーンでマーチの言葉に対応する、
    諦めないこと”と”みんなで協力すること”の
    素晴らしさが示されています。

    やよいは何とか5位で持ちこたえ、最終走者のなおにバトンを渡します。

    前の4人が繋いだバトンを受けたなおは、
    前を走る選手達をどんどん抜いていきます。
    もはや異次元の速さ。他の選手達が可哀想な位の圧倒的走りで、
    応援していたクラスメートも驚きのあまり息を呑みます。

    前を走る選手があと1人になり、
    なおは前傾姿勢で一気に抜きにかかります。
    やよいも大声でなおの名を叫んで応援します。

    …が、最後の選手を抜こうと気が逸ったのか、
    なおはゴール直前で足をもつれさせ、
    転んでしまいます。

    慌てて立ち上がりゴールしますが、
    結局最下位の6位に終わってしまいます。
    しばし息を切らせた後、自分が転んでしまったことで、
    結果を残せなかったことにショックを受け、なおは泣き出します。

    しかし、なおが振り返った瞬間、
    あかね、みゆき、やよいが抱きつき、
    あかね「なお。なおー。
    みゆき「凄かった。凄かったー。
    やよい「諦めないで良かった。
    と最後まで頑張ったことへの感動の言葉を叫びました。
    (なおが最後まで頑張ったことだけでなく、
    5人で頑張ったことへの感動です。)

    このシーン、涙が溢れるという程度では無く、
    3人とも号泣して叫んでいました。
    声優の方々の演技にも力が入り、
    とても3人の気持ちが強く伝わって来るシーンです。

    因みにれいかさんは、
    少し離れた所で静かに涙を抑え、
    「最後まで、バトンを繋ぐことが出来ましたね。」
    となおに声を掛けてから抱きあう輪に加わります。

    なおが声を震わせながら、
    「私も、みんなと走れて良かった。」と言った直後、
    クラスの全員が5人の元に駆け寄り、
    皆で喜びを分かち合っていました。

    先程プリキュアは作中のメッセージを
    台詞で言わせることが多いと書きましたが、
    最後のシーンは声優の方々の演技による感情表現も含め、
    単純な台詞による説明を超えた表現になっており、
    心に直接訴えかけるものがありました。


    次回予告。
    今回準メイン扱いだったのに、次回もやよいメイン回。
    これが俗に言う黄色優遇とか黄色あざといということか。

    幼い頃に亡くなっている親族の記憶と、
    命名の由来に関するエピソードとか、
    フレプリの桃園ラブと畳職人だった爺さんを思い出します。
    (ラブは、「愛のある子。世界で通用する子になって欲しい。」
    というのが名前の由来でした。)

    やよいは何故大好きな亡き父のことが思い出せないのか。
    来週が気になってしょうが無い。
    (これ書いている時は19話放送前日なんですけどね。)


    18話の話はこれで全部ですが、
    もう一度最後のなおが転んだ展開について考えてみます。

    圧倒的速さでトップに肉薄したなお。
    この後の話しの展開としては、
    以下の3パターンが考えられます。

    ①なおがそのまま逆転して優勝。
    ②なおの奮闘及ばず2位でゴール。
    ③なおが転んでビリ。(今回のケース)

    私は放送を見終わった直後は、
    どのパターンでも良かったと思いました。

    ですが①だと、結果に関わらず”最後まで頑張った”ことが、
    泣く程の喜びや感動に繋がっている点が明確になりません。
    (勝ったことによる喜びと紛れてしまう為。)

    ②はなおが走っているシーンで私が予想していた結果です。
    最後まで頑張ることの大切さは表現可能ですし、
    同時に頑張っても結果が伴わないことがあることも示せます。

    その点は③も同じなのですが、②と③の最大の違いは、
    ③だとビリに終わった原因が明らかになおの転倒にあることで、
    なおが一度は自分を責める気持ちになり、それに対して
    他のメンバーがなおに喜びを伝えることにより、
    ”みんなで協力する”ことの素晴らしさまでも
    はっきりと表現出来る点にあります。
    (②でも同様のことは出来ますが、
    ③程はっきりした表現になり難そうです。)

    そう考えると、今回の最後の展開はよく練られており、
    とても完成度が高かったことに感服します。

    最近徐々に感じているのですが、
    スマプリは色々な意味で一話一話の
    完成度は非常に高いです。

    後はこれまでのプリキュアシリーズの他作品と同様、
    これまでの話しを活かして、
    1年通してどういう物語を見せてくれるか。
    その点を強く期待しています。

    以上、何とか次回放送前に18話感想書き終えました。
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    30歳代のプリキュアファン。
    ミュージカルやライブなど、
    プリキュア関連イベントにも参加。
                        
    アイコンは漫画家の
    「かずといずみ」先生に描いていただいたキュアピーチです。

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