ストライクウィッチーズ劇場版 感想3(ヴェネツィア-赤ズボン隊編)

    何ヶ月も前に見たストライクウィッチーズ劇場版の
    感想の続きを今更ながら書きます。
    今の目標はDVD発売前までの感想完結です。
    【追記】劇場版感想はこの回で挫折しました。すみません。
     2013/10/3


    一応感想2からの続きで、
    ヴェネツィアでのシャーリー、ルッキーニと
    赤ズボン隊の3人が活躍する部分を書きますが、
    ノベライズ版では時間的に少し遡ったエピソードも書かれており、
    映画を見た方も読んでみると面白いと思います。



    ◆"ヴェネツィア編"


    宮藤芳佳が空母天城で欧州留学に出発したのと同日、
    ヴェネツィア公国ではシャーリー
    (シャーロット・E・イェーガー大尉)が
    ルッキーニ(フランチェスカ・ルッキーニ少尉)を
    乗せたボートを漕いで川から街を眺めていました。

    シャーリー「このあたりも随分復旧したなあ。」
    2人の見る街並みは、ネウロイによる破壊から
    今まさに復旧している途上のものです。

    のんびりとボート上で寝そべっていたルッキーニは
    何かを見つけて急に声を弾ませます。
    「レガタストリカだ!」ルッキーニが見つめる
    先には複数のボートの姿が見えます。

    どうやらゴンドラによるスピードレースの
    練習をしている様で、これも解散した501部隊の活躍によって
    ロマーニャのネウロイが倒されたからこその光景です。
    ところでシャーリーはスピードレースという言葉に
    敏感に反応し不敵な笑みを浮かべています。


    2人の会話の届かぬ場所で、
    赤いズボンを履いた3人のウィッチが同じ
    ヴェネツィアの川の上でボートに乗っていました。

    ボートに乗っているのは504アルダーウィッチーズの赤ズボン隊3人。
    ルチアナ・マッツェイ(CV広橋涼):ボートの漕ぎ手の長身ウィッチ。
    マルチナ・クレスピ(CV水橋かおり):ちっちゃい子。
    フェルナンディア・マルヴェッツィ(CV森永理科):通称フェル隊長。
    ここでわざわざ声優の方の名前を出したのは、
    赤ズボン隊の3人の声が非常によくはまっていたからです。

    赤ズボン隊の3人はレガタストリカ優勝に向けて練習している際中でしたが、
    後方から猛スピードで何かが迫ってくるのに気付きます。
    そう、それはルッキーニを乗せてシャーリーが漕ぐボートでした。

    シャーリー「勝負だ、赤ズボン隊。」
    シャーリーの挑戦にマルチナとフェルは簡単に乗りますが、
    肝心のボートを漕ぐルチアナは迷惑そうです。

    ルッキーニの提案でゴールは美しいリアルト橋になり、
    フェル隊長に煽られルチアナもやむなく勝負を受けて立ちます。

    流石に慣れているのか、ルチアナの漕ぐボートは凄いスピードで
    シャーリー達の前を進んでいきます。
    「お尻ペンペン。」マルチナは得意げにルッキーニを挑発、
    苛立つルッキーニはシャーリを煽り、
    シャーリーの漕ぐボートは徐々に3人のボートに接近します。

    ここで負けず嫌いなフェル隊長はルチアナに
    魔法力を使うことを命令し、耳と尻尾の生えたルチアナの
    漕ぐボートは瞬く間にシャーリ達との差を再び空けます。

    「そっちがその気なら」シャーリーも勢いづいて魔法力を発動し、
    凄まじいスピードで3人のボートを抜きさります。
    「お尻ペンペン。」嬉しそうに先程やられたことを
    やり返すルッキーニでしたが、あまりのスピードに
    ボートは止まらずに2人共空に吹っ飛ぶ羽目に。
    冷静なルチアナは呆れて「飛んだ…。」と眺めます。

    シャーリーが「背伸びたな。」という程
    大きなタンコブを作ったルッキーニ。
    軽い治癒魔法が使えるフェル隊長が治療してあげましたが、
    それでも「ムジュムジュする~。」と完治はしていない様子。

    芳佳の治癒魔法ならこうはならないと、
    ついルッキーニはフェル隊長と芳佳を比較しますが、
    彼女がオペレーションマルスで魔法力を失ったことを
    思い出し、少し暗いムードになります。
    シャーリー「あいつ今、何やってるかな。」


    とシャーリーが空を見上げて感傷に浸っていると、
    突如としてヴェネチィアの空にネウロイが襲来します。

    何でここに?
    オペレーションマルスによってロマーニャから
    ネウロイの巣が無くなった以上、この周辺にネウロイが
    襲来することは難しい筈です。
    ルチアナが無線で状況を確認しようとしますが、
    何故か通信をすることが出来ません。

    とにかくシャーリーとルッキーニはすぐに
    ストライカーユニットを履いて出撃して行きます。
    フェル隊長は赤ズボン隊もすぐに出撃するように
    呼びかけますが、ただボートの練習に来ていた3人は
    ストライカーユニットを携行していませんでした。

    フェル隊長「ムキーッ!とにかく行くわよ。」
    油断していたのでしょうが、
    肝心な時にストライカーユニットを持ってきてないって、
    こいつら今回ただの役立たずなんじゃないか?
    そんな予感が強烈にするシーンでした。


    そんな赤ズボン隊をよそに、
    ネウロイのもとに辿り着くシャーリーとルッキーニ。
    ネウロイは市街地にビームを撃とうとしますが、
    素早くルッキーニが回りこんでシールドで防ぎます。

    こんな所で戦っては街に被害が出るのは目に見えているので、
    シャーリーが両足(お尻)を振ってネウロイを沖に誘い出します。
    余談ですが、TV版ではよくおっぱいの描写が話題になった
    ストライクウィッチーズですが、本作ではこのシーンの様に
    むしろお尻のアップシーンが非常に目立っていました。

    必死にネウロイと戦おうとするシャーリーですが、
    高速で追尾するネウロイはサツマイモ状の形態から、
    胴体中央部を輪で囲んだ戦闘形態へと変形して襲ってきます。
    シャーリー「こいつ強いぞ!
    そう、ヴェネツィアに来襲したこのネウロイは、
    冒頭でハイデマリーが戦ったのと同じネウロイです。
    (映画パンフによるとX-23と呼ばれる奴の様です。)

    なかなかネウロイを倒せず苦戦するシャーリーですが、
    ルッキーニが声を掛けたことで、街の建物の上に立ち
    「おにぎり、おにぎり。」と両手を頭の上に上げて
    三角の印を作るマルチナの姿を見つけます。
    (※「おにぎり、おにぎり。」の部分は私の勝手な想像です。)

    当初シャーリーはマルチナのメッセージの意味がわからず
    困惑しますが、ルッキーニがリアルト橋の方を指したことで
    ようやく意図を理解します。
    あの奇妙な動きの意味をすぐに理解出来たルッキーニは凄いですね。
    同じロマーニャ人だからなのか、二人の発想が近いからなのか…。

    早速シャーリーは一度は沖に誘い出したネウロイを、
    再びヴェネツィアの狭く入り組んだ運河におびき寄せます。
    高速で追いかけっこをするシャーリーとネウロイでしたが、
    シャーリーが橋の下をくぐった直後、
    ルチアナに足首を掴まれたフェル隊長が逆さ吊りの状態で
    シールドを展開し、ネウロイの行く手を遮ります。

    フェル隊長「あんたは通さないわよ。」
    急に前を塞がれた形のネウロイは止む無く急減速し、
    ほぼ直角に進路を変えて上へと逃れますが、
    上空で待ち構えていたルッキーニにまんまと撃破されたのでした。

    シャーリー、ルッキーニと赤ズボン隊の連携によって
    突如現れたのネウロイの脅威を退けることに成功しましたが、
    そもそも先ほどのネウロイはどこに潜んでいたのでしょうか?
    ルッキーニは不安そうに「もういないよね。」と
    シャーリーに問いかけますが、シャーリーとしても
    「ならいいんだが。」としか答えられませんでした。


    以上でシャーリー、ルッキーニと赤ズボン隊の活躍する
    ヴェネツィア編は終わりです。

    一応赤ズボン隊の頭を使った作戦が功を奏して
    ネウロイを撃退した訳ですが、やはり個人的に赤ズボン隊が
    ストライカーユニットを持って来ていなかったというのが気になりました。
    別に不満だった訳ではないですが、何故わざわざ…というのがわかりません。

    この後の展開とも関わるのですが、本作はストライカーユニットを
    履かずにウィッチが活躍するシーンが多かった様に思います。
    まあアニメ以外では陸戦ウィッチとかもいる訳ですが、
    赤ズボン隊の活躍振りはあれで良かったのでしょうか。
    まあでも若干面白キャラポジションなことを考えれば、
    普通に活躍するよりあの方が良かったのかもしれませんね。

    そんなこんなで感想4、天城編に続きます。
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    30代のプリキュアファン。
    ミュージカルやライブなど、
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    「かずといずみ」先生に描いていただいたキュアピーチです。

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