スマイルプリキュア!第29話「プリキュアがゲームニスイコマレ~ル!?」感想3

    スマイルプリキュア29話感想の最後になります。



    ◆"ビューティーさん卑怯です。"


    プリキュア対バッドエンド3幹部のゲーム対決。
    プリキュア側の4連勝で迎えた第5ステージは
    屋内プールでの水泳勝負です。
    全身を競泳用水着で覆ったウルフルンがセクシーで可愛い。

    迎え撃つプリキュア側はいよいよスマプリの知性、
    キュアビューティーの登場。
    折角の水泳対決なのにビューティーはいつもの格好に
    足のタイツから水着らしきものが見えているだけ。
    普段のプリキュアの衣装で中に水着を着ているのでしょうか?
    ともかくアニメでは意地でも水着姿は見せてくれないようです。
    (カレンダーの絵では水着姿もあるようですが。)

    飛び込みの準備をする両者。2人ともゴーグルは飾りです。
    緑鼻アカンベェの笛の音で勢い良くウルフルンが飛び込み、
    泳いでいきます。
    狼なのに手足伸ばす姿勢なのが若干キモい気もしますが。

    一方スタートの合図があってもビューティーはスタート出来ず、
    苦悶の表情でプールを見つめるだけ。
    ビューティーのコースにはサメ型アカンベェが泳いでいたのです。

    スタート出来無いビューティーを嘲笑い、
    余裕で泳いでいくウルフルンですが、
    泳ぎ方が犬かきな所がまた可愛い。

    そんなビューティーさん、
    前屈姿勢でサメと睨み合うシュールな状態を続けますが、
    バッドエンド側の卑怯なやり口に対し、
    堪忍袋の緒が切れた様で、表情に怒りが表れています。
    キュアブロッサムの様に堪忍袋の緒が切れたと言いつつ
    相手に冷静に説教するのではなく、許せませんの言葉のもとに
    即実力行使に打って出ます。

    怒りに燃えるビューティーさんは、
    ゴーグルをつけたままの姿でビューティーブリザードを放ち、
    アカンベェやウルフルンごとプールを凍りづけにしてしまい、
    悠々とその上を氷?のスケート靴で滑っていき、
    最後には華麗に回転までして笑顔でゴールします。
    これはこれで卑怯に思うのは私だけでしょうか?

    ◆"マジョリーナ恐怖の作戦"


    第5ステージまで連勝し続けたプリキュア側は、
    そこ後も様々な種目で勝ち続けます。

    この辺は各種目1カットずつで省略気味の表現でしたが、
    随所にツッコミたくなる部分があり、
    特に一番気になったのはウルフルンとピースの似顔絵対決です。

    どう見てもウルフルンの方がマジョリーナの
    醜い顔の特徴を捉えた非常にうまい絵を描いたのに、
    マジョリーナの判定により、勝者は実際よりも過剰に
    美しく描いたピースに決定します。

    これは絵の上手さでは無く、判定者に如何に取り入るかが
    勝負の決め手であることを見抜いた、
    ピースの本能的あざとさの勝利でしょう。


    途中の全てのステージをクリアしたプリキュア一行は、
    午後6時半直前に山の頂上の観覧車の所まで到達しました。

    そこには3幹部が待っており、
    魔女が観覧車をスーパーアカンベェに変えると、
    最終ステージとして観覧車勝負を言い渡してきました。

    魔女の説明によると観覧車勝負は、
    ”観覧車に乗って一周し、ウルトラハッピーと言えたら”
    プリキュア達の勝利だそうです。
    如何にも何か裏がありそうな内容ですが、
    プリキュア側は受けて立つより他に手がありません。

    怪しい観覧車のゴンドラは5人のプリキュア達を乗せて
    ゆっくりと回り出します。
    キュアハッピーはアホなので外の景色を見て、
    「ワクワク。」とか言って楽しんでいますが、
    マーチやビューティーはちゃんと警戒しています。

    そんな5人が窓の外を見ていると、
    突如として学校の先生の姿が浮かび上がります。
    先生は夏休みの宿題を終えられなかった4人を
    厳しくしかっており、4人共酷く落ち込んでいる様子。

    そう、魔女は彼女達に宿題が終わらなかったという
    最悪の結末の幻覚を見せて落ち込ませようとしているのです。
    中学生にこれは心理的に地味に辛い。

    しかも魔女の恐ろしさはこれだけでは終わりません。
    魔女の説明によると、そもそもこのゲーム空間に閉じ込めた事自体、
    プリキュア達が夏休みの最後に宿題をやることの妨害だという
    二重の嫌がらせ。こいつ考えてやがる。

    挙句の果てに自堕落に過ごしてきた夏休みの自分達の様子を見せられ、
    バッドエナジー出しそうな程に落ち込む4人。

    わかります。

    自分もやることやらずに遊びに逃げるダメ人間なので、
    後になってから何であの時やってなかったんだ、
    と後悔することしきり。
    ましてやその時の自分の姿なんか見せられた日には…。


    観覧車が一周しゴンドラから姿を見せるプリキュア達。
    4人は暗い声を揃え「ウルトラはっぷっぷー」と言ってしまいます。

    勝利を確信し喜ぶバッドエンド3幹部でしたが、
    すぐにキャンディ、続いてビューティーが
    「ウルトラハッピー」の言葉を発します。

    キャンディに宿題は関係無く、
    (その割に何か勝ち誇った表情ですが)
    ビューティーは宿題を終わらせているのでした。

    流石はスマプリの知性。
    スマプリの良心。
    スマプリの最高戦力。
    ビューティーが優秀過ぎて他の4人が要らない気がしてきた。

    その上ビューティーさんは、
    ”遊ぶことも勉強”
    ”反省してこれから気をつければ良い”
    などの言葉を大真面目に言い出し、
    (その言葉はあの4人には通用しない気がします。)
    バッドエンド3幹部もリアクション出来ず無表情になります。

    そしてビューティーは、もう時間は少ないが、
    自分も手伝うから宿題を終わらせようと
    ダメな4人に女神の様な笑顔で提案します。
    その言葉を受けた4人ですが、一転して宿題を終わらせる希望が
    生じたことで笑顔を取り戻し「ウルトラハッピー」と叫んで
    ゴンドラから走り降ります。

    いい話の様ですが、言葉の端々にビューティーへの依存心が
    強く見え隠れしています。
    こいつら…、本当にビューティー頼みの
    ダメ人間なんじゃないでしょうか?

    あっさりと立ち直る4人にアカオーニが
    「お気楽な連中オニ。」と言った言葉があまりに的確です。

    一応最後に観覧車のアカンベェが5人に襲い掛かりますが、
    ピースサンダーで照明の電気系をショートさせて動きを止め、
    レインボーバーストであっさりと勝負をつけます。

    3幹部達は今回バッドエナジーも集められず、
    何も得るものが無かったと悔しがって退散しますが、
    果たして本当にそうでしょうか。
    戦いを終えたみゆき達5人は元の公園に無事戻り、
    「宿題終わらせるぞ!」と気勢を上げますが、
    本当にこのまま宿題を終わらせればみゆき達の完全勝利でしょう。


    翌日

    結局4人の宿題は終わらず、
    お怒りの先生によって揃って補習を受けさせられるハメに。

    れいかさんも先程の言葉通り手伝ったようですが、
    予想を遥かに上回る宿題の残量で力が及ばなかった模様です。
    やはりれいかさんは自分が出来る人間な分、
    如何に4人がダメなのかの見当をつけられなかったのでしょう。

    補習中にれいかの方を見つめる4人を見て、
    れいかさんは「きっと心配しないでと言っているのですよ。」
    とまた心底真面目な自分基準で考えてしまいますが、
    実際には4人がこの期に及んでれいかに
    助けを求めているだけだったという意思疎通の不全。
    そんな救いの無いオチで今回のエピソードは終わるのでした。


    今回のエピソードはシリアスさやストーリーの進展の無い、
    気楽に見ることの出来るゲーム回で楽しめたのですが、
    一方で、みゆき達4人の駄目さ加減、
    れいかさんへの過度な依存心、
    れいかさんが優秀であるが故に
    4人の気持ちを汲み取ることが出来無い点など、私にはただの笑いで
    終わらせることの出来無い深刻な問題も露呈したと感じました。

    ダメな4人を優秀なれいかさん(ビューティー)が救うという展開は、
    ビューティー初登場の5話以来度々見られましたし、
    そんなれいかさんに4人が強く依存する様子も
    れいかさんが「道」に迷われたエピソードなどで描かれていました。
    (4人はれいかさんが居てくれることを当然と認識し、
    そんなれいかさんに頼る気持ちに疑問を持っていませんでした。)

    つまりこの問題は今回のエピソードだけの話では無く、
    繰り返し描写される4人の確かな特徴なのです。

    今後この問題が何ら解決することなく物語が終わりを迎えるのか、
    それともこの潜在的な問題がいずれ5人(4人)を窮地に追い込み、
    それを乗り越える過程で4人が成長する様子が
    描かれるのかは分かりません。

    4人が普通の中学生であることを考えれば
    この様な依存心も仕方がないかもしれませんが、
    プリキュアシリーズにおいてここまで本質的に
    駄目な部分をもったヒロイン達は初めてではないでしょうか。

    これを笑って済ませることが出来るのか、
    それとも深刻な問題だと捉えるのか。
    皆様はどの様にお感じになったでしょうか。
    今後この観点でどの様に描かれていくのか、
    ちょっと気になります。

    誤解の無いように最後にもう一度書いておきますが、
    私は明らかに4人と同じタイプのダメ人間です。
    (大人なのに)自分で自分をきちんと律する事が出来ず、
    優秀な人に頼ってしまう傾向があります。

    しかしみゆき達4人は、
    そのことを自覚すらして無い様に見える所が恐ろしい。


    という感じで今週の感想は以上となります。
    関連記事

    comment

    Secret

    nonbon(ノンボン)

    nonbon

    30歳代のプリキュアファン。
    ミュージカルやライブなど、
    プリキュア関連イベントにも参加。
                        
    アイコンは漫画家の
    「かずといずみ」先生に描いていただいたキュアピーチです。

    カテゴリ

    月別アーカイブ(タブ)

    ブログ内検索

    メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    アクセスカウンター

    ついったー

    最新記事

    リンク

    RSSリンク